1月26日に幕張メッセのBABYMETALのライヴに行ってきました。
素晴らしいパフォーマンスに参戦したすべての人が、今日のは凄かったと絶賛の嵐でしたが、
それを盛り上げるステージの映像や音響、照明も素晴らしいものでした。
先日会議後の懇親会で一緒になった放送や音響を専門にしている同業者に、今回は幕張メッセなのに(笑)
音が非常に良かった話をしたら、今の音響はラインアレイスピーカーを使用しているとのこと。
このスピーカーは垂直方向には音が広がらず、水平方向のみに音が広がるため音を届ける範囲を限定できる。
照明で言えば横に広がるスポットライトのようなイメージなんだそうです。
なのでそれぞれが干渉せずクリアに聞こえる。また音は速度が遅いためステージに近い方に比べ遠い方では
遅延が生じるため、ステージからの距離に応じてDSPを用いてディレイをかけている。
とは言っても音は周波数により、音の広がりが異なるため単純ではなく、低い音は広がるため要所要所にスーパー
ウーハーを置いているのではないかとのことでした。
最後は音響エンジニアのセッテング、味付けのセンスになるんでしょう。今回の幕張メッセのスタッフに感謝
したいです。
また、ステージ後方には幅が90m位ありそうな巨大なスクリーンがあったのですが、これは多分複数台の
プロジャクターを連結同期させて映しているのではとのことでした。
私のライヴでの位置は最後方でしたが、巨大スクリーンのお陰で楽しめました。
技術の進歩はライヴを何倍にも楽しませてくれるんだと思いました。